シャンパーニュを楽しむWEBマガジン [シュワリスタ・ラウンジ]

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SHWA TALK

EXPERIENCES POMMERY NIGHT

by 藤田礼子

生誕180周年を迎えたポメリーの記念パーティーへ。

1874年に現在の主流である辛口(ブリュット)シャンパーニュを世界で初めて作った先駆者、ポメリー社。昔のシャンパーニュはとても甘く、2010年にバルト海に沈んでいた船からみつかった19世紀のシャンパーニュに含まれている糖度を調べたところ、約140g/L以上もあったのだそう。現在のブリュット(12g/L以下)が生まれなければ、シャンパーニュを食中酒として楽しむ文化も生まれていなかったことを考えると、ポメリーが果たした偉業はもっと称えられるべきですね。

パーティーでは、ポメリーとゆかりの深いコンテンポラリーアートとガストロノミーを楽しみながら、6月1日に発売されたばかりの新作「ロワイヤル・ブルースカイ」と「キュヴェ・ルイーズ ブリュット・ナチュール2004」を堪能させていただきました。「ロワイヤル・ブルースカイ」は、氷を入れて楽しむ夏向きシャンパーニュで、ドゥミ・セックなれど後味すっきり。「キュヴェ・ルイーズ ブリュット・ナチュール2004」は、冠する名の通りドサージュ・ゼロですが柔らかな果実味が美しい。これからの季節、海辺でのバカンスで楽しみたい2銘柄です。

 

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