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スリー・シャンパーニュ・スターズ 06
岩田佐智子 @恵比寿の達人
『Shu! Salon』店長。ワインにも造詣が深く、ソムリエとしても活躍。店内の随所に見られる大胆且つシックなインテリアが特徴のサロン。そこで見せるエレガントなサーヴィス(と飲みっぷり?)に男女問わずファンが多い。
自分の家では行わない、「家シャン」のススメ
08.7.18 up
堅苦しくかしこまって、グラスを傾けるのもよいですが、もっとリラックスしてシャンパーニュを楽しみたいものです。自宅で行うアットホームなパーティもよいですが、食べ物の準備や後片付けを考えるとホスト役は大変です。ホスト役も楽しめ、適度な開放感と緊張感?!で臨める「お家以上、レストラン以下」の楽しみ方はいかがでしょう?
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ホスト役も楽しみたいアットホームなパーティ

最近では自宅で気軽にシャンパンパーティを行う方々が増えています。しかしながら、ホスト役はお皿やカトラリーの準備などで大忙し。結局自分は全然楽しめない…そんな経験ありますよね。
「女性の大半はホスト役の自分も楽しみたいと思ってるでしょうし、また、シャンパーニュがあるシチュエーションですから、カジュアルな中でもちょっとしたお洒落感を持って楽しみたいと思ってるはずです」

レストランだと、シャンパーニュは選べても食事の種類に幅を持てませんよね。そして、隣には他のお客さんもいたり、肩の力を抜けなかったりします。
「和食、中華、イタリアンが同じテーブルに並ぶなどの、ホームパーティならではの食事の楽しみってありますよね。レストランで個室を選んでもリラックスしきれなかったりするものです」

自宅でしない家シャン そこがポイント

そう考えると自宅でくつろぐようなアットホーム感、色々お世話してくれるお手伝いさんのような人がいて、食べたい料理を選んでオーダーできる、そんな空間に自分のシャンパーニュを持ち込んで気軽に楽しめたら最高ですね。
「ホテルのスイートルームや、ケータリングサービスができるメンバーサロン、最近ではマンションのゲストルームなどにもお手伝いをしてくださるサービスマンをつけてパーティを楽しむ事もできるようですね」

いざ、自宅にゲストを招くとなると、「あの友人、呼んだら、この友人も呼ばなくちゃ」「呼びたいんだけど、家族の手前、この人を家に招待するのはちょっと。。」など考えすぎてしまいます。セカンドハウス的感覚の場所でゲストを招くのであればそんな心配は無用。そして何よりホスト役が楽しめますね。

家シャン、楽シャンの心得やアイテム

左上: バー ミックス
右上: フレッシュ・マンゴーを使ったシャンパンカクテル
左下: ピンクグレープフルーツを使ったシャンパンカクテル
右下: 自家製オランジェット

恵比寿の達人からシュワリスタへ一言

シャンパーニュは、ワインと同じように幅の広い飲み物です。スタイルに合わせて、一人で飲むのもよし、皆で飲むのもよし、食前、食中、デザート代わりに飲むのもよしとシチュエーションを選びません。リラックスして楽しむ、というスタイルをおススメします。

では、家シャン、楽シャンをもっと楽しむための心得やアイテムなどを教えていただきましょう。

■テーマを決めて楽しむ
その日の飲み方、パーティのテーマを決める。例えば今日はブラン・ド・ブランの会として、そのシャンパーニュに合わせて、和洋中の料理をセレクションしてみる、など。皆で語り合えばさらに盛り上がること請け合いです。

■非日常空間の中の日常を楽しむ
自宅にいるようなリラックスした気持ちや装いで楽しむのが一番。しかしそんな中にも自分のスタイルを持つ事が重要です。

■季節の果物やスイーツは必須です
バーミックスなどがあれば、季節の果物をちぎってグラスに入れて、かき混ぜれば、手軽にシャンパンカクテルも作れて楽しさが広がります。グラスにこだわってみるのも手ですね。シャンパーニュやシャンパンカクテルに合うスイーツもかかせません。

■シャンパーニュやワインは事前に郵送する
シャンパーニュやワインはデリケートですから、揺られたり、温度が急激に変化すると落ち着きません。1週間くらい前までに店に送ってセラーなどで保管してもらって当日サーブしてもらうのがベストです。

これ以外にも楽しむ方法はまだまだあります。それを自分で考えるのも楽しみのひとつです。リラックスして皆でシャンパーニュを楽しむ「家シャン、楽シャン」の極意はそういったところにもあるのかもしれません。

sH

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