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Champagne the Deep
ナヲユキ's 王冠Memo
シャンパーニュのもう一つの顔、ミュズレ(王冠)。それらをコレクションとして収めるボードが『ミュズレボード』だ。このコーナーでは、僕のとっておきのミュズレを大公開。それぞれのミュズレには「ライト」「ミドル」「ディープ」とシャンパーニュ通のレベルに合わせて、ここぞというときに使える「知ったかぶりコメント」をご紹介。一つ一つのミュズレをクリックして、マニアックで奥深い魅力をたっぷりと味わってほしい。
09.8.7up
#121「GONET SULCOVA GRANDCRU CHARDONNAY」 #122「TARLANT  CUVEE Louis」 #123「Gosset Brabant Cuvee Gabriel Brut 1997」 #124「Lamiable CUVEE D?NTAN PUR PETIT MESLIER 2002」 #125「Lamiable EXTRA BRUT」 #126「RICHARD FLINIAUX CARTE PERLE CUVEE SPECIALE」 #127「RICHARD FLINIAUX Blanc de Blancs」 #128「MICHEL GENET GRANDE RESERVA 2000」 #129「ETIENNE CHERE BRUT」 #130「Serge Mathieu CUVEE PRESTIGE」
#131「GONET SULCOVA GRANDCRU CHARDONNAY」 #132「Herbert BEAUFORT Muse Uranie MILLESIME 2000」 #133「ALFRED GRATIEN CUVEE PARADIS」 #134「AYALA BLANC	DE BLANCS 1998」 #135「Lamiable EXTRA BRUT
」 #136「JEAN LAURENT BRUT ROSE Millesime 1995」 #137「Pol Roger BRUT 1990」 #138「Francois Seconde Blanc de Blancs MILLESIME 2001」 #139「Beaumont des Crayeres Fleur de Rose」 #140「Blaise Lourdez & Fils」
#141「HENRIOT CUVEE DES ENCHANTELEURS 1990」 #142「SALON 1995」 #143「Dom Perignon Rose Vintage 1995」 #144「BESSERAT DES BELLEFON Cuvee des Moines Blanc de Blancs」 #145「DEUTZ MILLESIME 1982」 #146「Alexandre L Millesime 1999」 #147「Pascal Mazet BRUT GRAND RESERVA」 #148「PAUL DETHENE CUVEE PRESTIGE Princesse des Thunes」 #149「G.MICHEL Cuvee Du Prieure 1985」 #150「KRUG 1981」
#151「BLAISE LOURDEZ & FILS CUVEE LOUIS FRANCAIS」 #152「DEVAUX BLNAC DE NOIRS」 #153「BEAUMONT DES CRAYERES FLEUR BLANCHE BLANC DE BLANCS BRUT 」 #154「POL ROGER CHARDONNAY 1996」 #155「ANDRE CLOUET U.J.DE 1911」 #156「LE BRUN SERVENAY MILLESIME 1995」 #157「LOUIS BARTHELEMY BRUT AMETHYSTE」 #158「PATRICE MARC ULTIME FORSAM」 #159「PHILIPPONNAT CLOS	DES GOISSES	1991」 #160「JOSE MICHEL & FILS」
#161「JOSE MICHEl & FILS ROSE」 #162「BRAISE LOURDEZ & FILS ROSE」 #163「POMMERY SPRINGTIME」 #164「DELAMOTTE  BLANC DE BLANCS」 #165「EGRY-OURIET BRUT GRAND CRU MILLESIME 1996」 #166「DEUTZ MILLESIME 1983」 #167「AGRAPART & FILS LES 7 CRUS BLANC DE BLANCS」 #168「DIEDOLT VALLOIS FLEURE DE PASSION 2000」 #169「MAILLY L'INTEMPORELLE 1983」 #170「PHILIPPE GONET BRUT BLANC DE BLANCS GRAND CRU 2000」
#171「DIEBOLT VALLOIS BLANCS DE BLANC 1979」 #172「NICOLAS FEUILLATTE CRAMANT MILLESIME 1995」 #173「NICOLAS FEUILLATTE LE MESNIL MILLESIME 1995」 #174「NICOLAS FEUILLATTE VERZY MILLESIME 1996」 #175「NICOLAS FEUILLATTE AMBONNAY MILLESIME 1996」 #176「TAITTINGER COMTES DE CHAMPAGNE BLANCS DE BLANCS1995」 #177「TARLANT BRUT ZERO」 #178「BARON-FUENTE BRUT CUVEE MEUNIER」 #179「FIFA WORLD CUP GERMANY 2006」 #180「TARLANT BRUT ROSÉ」
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Monthly Column 2009.8 August
そろそろレベルUPしませんか? “ナイトマーケットに対して”

俗称「ゴールド」=ラベイの外箱。立派ですが、無駄かも?

「日本の政治は駄目ですな〜」などと悲観的な事ばかり言ってないで、少しは景気刺激に役立つ事でも書こうかなと。新聞に書かれるような政府発表のマクロな景気指数というのもありますが、それはそれ。僕らが普段感じられる景況感として「料理の品数」「タクシーの利用率」「道路の混雑具合」「接待の場所や回数」などもあるわけです。特にキャバクラとかクラブと呼ばれる「ナイトマーケット」は、接待の2次会、3次会利用などが多いため、景気の影響がとても色濃くでるわけです。

そんなナイトマーケットにおいて、シャンパーニュを飲むお客さんは、一般的に「良いお客」。預けておいたウィスキーや焼酎ボトルではなく、ボトルで1本オーダーし、その日に飲んで、場が盛り上がる。普段はお酒を飲まない同席女性も「私シャンパーニュだけは、飲めるのよ。ちょっと一杯だけ」みたいに飲んで、次のボトルを勧めるわけです(苦笑)。が、ここで言いたい「お店もお客もそろそろレベルUPしませんか?」

ナイトマーケットにおいてもシャンパーニュは「ハレ」なお酒ですが、今でもオンリストされているのは、ピンドン(ドンペリ・ロゼ)、ブラック(ドンペリ・エノテーク)、ゴールド(ドンペリ・ラベイ)を中心にバブルの名残を残したもの。その値段が、またおかしい…。どれでも原価×3倍の値段がつくのです。全く理由がわからない…ゴールドはなんと数十万円! (笑)。

ナイトマーケットを席巻した3種類の味の善悪を言っているのではなく、ラインナップを考えられないお店が、今のお客を理解せず「バブルよ! もう一度!」と昔々に思いを巡らしているようなリストにしか見えないわけです。

シャンパーニュに接する機会が増え、さまざまなシーンでバラエティに富んだシャンパーニュが楽しまれるようになった昨今、リーズナブルに美味しいシャンパーニュを取り揃えることさえすれば、自然とお客はシャンパーニュを頼むようになると思うのだけどな〜。

お店に置いてもらうために頑張る「インポーター」さんの力量か? ナイトマーケットの「ソムリエ」か? はたまた選ぶ「お客」が変化の源泉か? はわかりませんが、提供する側と受ける側が、もう少しシャンパーニュをリーズナブルに捉えれば、全員ハッピーになると思います。

「金は天下の回りもの、消費が進めば景気は良くなる」と、大義名分を付けつつ…今晩も楽しみたいと思いまーす(笑)

ナヲユキ

ご覧の通り、エチケットが「ゴールド」。日本しか販売してないみたいです。