Home > 連載 > シャンパーニュ訪問記「Caveがあるレストラン? Au Plat du Jour編」
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自由気ままなシャンパーニュ地方おもしろ珍道中 シュワリスタ式 シャンパーニュ訪問記 〜プラーク・ド・ミュズレコレクター ナヲユキ編〜
Vol.4 Caveがあるレストラン? Au Plat du Jour編

地元に愛されている雰囲気が満載で、皆さん普通に昼から飲んでます。

Pommeryの次の来訪メゾンはTaittinger。14:00からツアー開始なので、遅刻しないように入り口で待っていたら、なんと14:00からのツアーはフランス語…。受付で確認すると「あなたは電話で開始時刻を聞いたけど、言語は確認してないし、予約してないでしょ?」と少しつっけんどんな対応。僕以外にも同じような対応をされた人がいたので、楽しみに待っていたツアー客は少し不機嫌に…。15:30からの英語ツアーのチケットを購入し、気分直しに遅めのランチを取る事にした。
Taittingerの近くには、それほどレストランは多くなく、「なんとなくフラ〜」とお店に入ることに。中に入ると、雰囲気は、いかにもシャンパーニュ地方にあるレストラン! メゾンのポスターや珍しいエチケットなどが飾ってある。ディナーに2つ星フレンチを予約していたので、ランチは軽めに…とメニューを見つつ思考するも、気になるのは、シャンパーニュ!(笑)。昼からボトルは飲めないので、グラスで注文。薄くグリーンかかった黄金色のシャンパンがグラスに注がれテーブルに到着。口に含むと爽やかな青りんごを想像させ「夏のブランチに最高!」と叫びたい(笑)。
夏のブランチ に最高!

青リンゴみたいな爽やかさ。エチケットもミュズレもオリジナルの貴重な1品!

店内では、ルイロデの1900年ビンテージの貴重なエチケットが見れます!

エチケットにはCuvee Carresseと、Au Plat du Jourというレストランの名前。生産者はAlain Vesselleという、聞き慣れない作り手。話を聞くとレストランと関係の深いAlain Vesselleが、ここで販売するためだけのRMとして生産したものらしい。数百本しか作られてないと思われるが、「普通だったらMAじゃねーの?」と思う1品に出会えた事に感動を覚え、もう1杯(笑)。グラスしか頼んでないのに「ミュズレとエチケットくれ!」と騒ぐと、マダムが少し困惑しつつOKサイン。なんとダミーボトルをくれる事に(笑)
ミュズレコレクターであることや、シュワリスタ・ラウンジに記事を書いている事を伝えると、マダムは、少し驚きつつ、レストランの奥の方へ。しばらくすると、男性と一緒に戻ってきた。少し顔を赤らめてちょいと酔っ払った男性こそAlain Vesselleの当主Elloiさん!(一番上の写真でお店のマダムの肩を、ガシッと抱いている男性) 突然の出会いに驚きつつ、メゾン訪問のアポをしていたところ、更なる驚きの事実が…。なんと、レストランの下は100%チョーク層で、Caveとエチケットに使っているレリーフ実物があるらしい。東京じゃ考えられないね〜(笑)

地下Caveのレリーフを見たり、メゾンの人に会えたりと、充実と驚きのAu Plat du Jeur。 ガイドにも載ってないですが、「地元感」があってお奨めです!

ルイロデ以外にも、昔のエチケットや珍しいミュズレも飾ってある。歴史を感じます〜。

ONE POINT! 話しかけてみよう!
ほとんどの人は、フランス語しかできないだろうけど、こちらがコミュニケーションしたがれば、英語を話せる近くの人が助けてくれる(笑)

次回は「コレクションゲット! Taittinger編」… つづく。 >>