Home > 連載 > シャンパーニュ訪問記「移動も楽しいぞ! Epernayへの途中編」
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自由気ままなシャンパーニュ地方おもしろ珍道中 シュワリスタ式 シャンパーニュ訪問記 〜プラーク・ド・ミュズレコレクター ナヲユキ編〜
Vol.9 移動も楽しいぞ! Epernayへの途中編
思えば遠くに来たもんだ〜

Sacy村のマップ。時間があればすべてのメゾンを回りたい。

シャンパーニュ滞在4日目。時差ボケも取れ体調も万全。今日から移動はレンタカー。フランスのレンタカーは、ほぼマニュアルしかない。マニュアル運転は免許を取って以来はじめてかもと、少し不安を抱きつつ、焦らずにエペルネを目指す。

ランスからエペルネのルートは、難しくない。シャンパーニュ街道と呼ばれる国道26号線の看板を頼りに、ズンズンと進むのが正解。最初に車から降りた村はVrigny。適度に雲がある絶妙な雰囲気が、初めて畑に踏み入れる僕らをゆったりと受け止めてくれる。第一印象は「整然と美しい〜」。広大な空の下、見事に区画整理され、整然と並ぶブドウの畝は圧巻。この美しい畑が、良質なブドウをもたらし、あのシュワシュワとした不思議な飲み物を生み出すのかと思うと感慨深い。「思えば遠くに来たもんだ〜」と(笑)。
Jouy-les-Reims、Sacy、Ecueil、Rilly-la-Montagne、Chigney-les-Roses、LudesなどPremierCruの村々を抜けていく。どこまでが、どの村の区画なのか? 所有者が誰なのか? は判らないが、そんなものは関係ない。なだらかだったり、急な斜面だったり、南側、東側に面する畑もあるなど、同じシャンパーニュ地方であってもブドウの育成状況が異なるのは納得。こういった微妙に異なるブドウを混ぜて作るシャンパーニュって、やっぱり貴重ね。

左: 7月だと3品種すべてのブドウはグリーンで、成熟が進むと色づきます。
右: 初めて降りたVrigny。道のすぐ横に広がる畑に感動です!

すれ違う車の台数はそれほど多くなく、落ち着いている。どちらかというと自転車とすれ違う方が多かった。それもそのはず、シャンパーニュ地方をツアーしている一団がいたみたい。自転車でのツアーも、また一興。次回の楽しみが増えました。

すべての村に降り立てるわけでもないし、気になるメゾンが突如出現なんて事も多々あって、時間が足りない(笑)。昼食とトイレも忘れてエペルネを目指す移動は続くのでした。

左: 看板を出して、ブランドとしての「村」を競い合ってます。
右: 大きな樽に書かれたメゾンの案内板。つい寄りたくなります。

ONE POINT! 日差しは強いぞ! 気をつけよう!
ヨーロッパの都市は全てそうかも知れないが、石畳を革靴で歩くと疲れる。
メゾンや街中を歩くのであれば、スニーカーがベスト。

次回は「休憩も兼ねて! Mailly編」…つづく。>>