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シュワリスタ・ラウンジを支える「TCS関係者」がありのままに綴る、ここだけのウラ話や、日々のシャンパーニュの楽しみ方

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快楽ライター旅情派
編集長・岩瀬

【ゾエミ・ド・スーザ レビュー】秋の休日、肩の力を抜いて…

12.9.26 up

ド・スーザ3代目当主エリック・ド・スーザ氏が、ミシェル夫人と共に「女性らしさを感じる美しいシャンパーニュを造り出したい」との想いから立ち上げたブランド『ゾエミ・ド・スーザ』。ゾエミは、エリック氏の母の名前。ド・スーザの基礎を造り、社会進出を力強く果たした女性だったとのことで、その肖像がボトルネック、エチケットに描かれています。



エリック氏が醸造責任者を務めますが、このシャンパーニュのトピックスは、長女のシャルロットが副醸造責任者を務めること。
はつらつと颯爽と、そして気品と生真面目さと。爽やかで美しい風。そんなイメージの4ヴァリエーションは、彼女自身のキャラクターを想像させます。

リリースされているのは4ヴァリエーション。
これをシュワリスタメンバー、中川、白丘、私でテイスティング。
それぞれのお気に入りを見つけよう、という趣旨で行いました。
お似合いの状況を…ということで休日の午後、テラスにて。

私のお気に入りは『ロゼ・ブリュット ディスタンゲ』。
本拠地アヴィズをはじめとするコート・ド・ブランのシャルドネに、アイ、アンボネイの豊かで力強いピノ・ノワールの組み合わせ。
可憐なだけではなく力強さ、
ただし押し出しの強い、私頑張るわ!!的な力強さではなく、芯の強さ。
静かな微笑みですべてを受け入れるような、寡黙と可憐が同居した様な力強さが宿っています。余韻は壮大ではなく、清らかにほのかに、長く続きます。



パンツスーツではなく、少し長めのふわっとしたスカート。
ヒールは脱いで、ストッキングもいらない。
白いブラウスにナチュラルカラーの軽めのニットを羽織って…。

シュワリスタ・ラウンジで推奨した、深夜、男同士のロゼではなく、
大人の女性同士の豊かな秋の休日の午後から夕暮れへ
そんな雰囲気が似合うロゼ。
男性におススメしたい場面は、長く連れ添ったパートナーとの結婚記念日や誕生日、
まっすぐ育ってくれた娘の成人式や卒業記念。
一緒にグラスを傾けて、今までとこれからに。
静かで豊かな時間にそばにいて欲しいロゼでした。

編集長・岩瀬

女好きだけど泡はガシッと男っぽいものを愛飲。太陽は獅子座で月は牡牛の、若旦那型快楽主義者にして変幻自在なライター&編プロ社長。

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