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Home sweet Home 華麗なる泡が生まれる場所 故郷はシャンパーニュ 今回はちょっとお勉強、の巻
07.9.18 up

シャンパーニュが生まれる場所。その名はズバリ、「シャンパーニュ」。今回は、フランス北東部に広がる黄金の王国について、ちょっとだけお勉強。当サイト『王冠MEMO』担当のナヲユキ氏が07年7月に訪問した際の写真とあわせて、「行った気分」でお楽しみください。

text: 岩瀬大二 写真協力: ナヲユキ

Chaptr 1 シャンパーニュ地方について
Chaptr 2 なぜ聖地となったのか?
Chaptr 3 村を知ればシャンパーニュも分かる!
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Chaptr 1 シャンパーニュ地方について

ジュースは果汁100%でなければジュースと言う名称を使ってはいけない。と同様に、シャンパーニュ(シャンパン)を名乗れるのは、フランス・シャンパーニュ地方産で、決められた製法にのっとって造られたものだけ。つまりシャンパーニュの産地は、ここシャンパーニュ地方だけ、ということになります。これが、基本中の基本であり、シャンパーニュのテキストがあるとすれば最初のページ。では、このシャンパーニュという場所は、どんな場所なのか。他の産地にないどんな特徴があるのか。早速紹介していきましょう。

※その他のスパークリングワインの名称についてはこちらをご覧ください

シャンパーニュに行きたい! パリからシャンパーニュへ。行き方&街ガイド

シャンパーニュ地方は、パリを基点にして東北東へ約150km。ベルギーの国境近く、マルヌ県など4県におよぶ地域。この地方の中心都市、人口約19万人のランス(Reims)へは、パリ東駅から急行で約1時間30分。パリからの日帰りツアーもあります。

ここからさらに東南のドイツ国境まで進めば、白ワインの名産地アルザス地方。アルザスの中心地であるストラスブールからのアクセスもよく、1時間30分程度。アールヌーヴォーの発祥地であり、あのバカラの本拠地であるナンシーにも近くに。南下すれば、ワイン好きの聖地ブルゴーニュ。贅沢な2地方周遊も楽しそう。

シャンパーニュ地方観光の拠点は、このランスと、モエ・エ・シャンドン(ドン・ペリニヨン)の本拠地で、人口約2万人とこじんまりした町ながら住民一人当たりの収入がフランスで最も高いといわれているシャンパーニュ通りがあるエペルネ。いずれもシャンパーニュのほかには、大聖堂など見事な建物が観光スポット。特にランスは、「フランス王はランスで戴冠しなければ正式な王ではない」といわれた古都。昔は羊の毛織物工業も盛んな街でした。そんな歴史を訪ね歩く時間も、シャンパーニュ巡りの中に入れてみては?

※今回の特集にちなんで、ミュズレコーナーを担当しているナヲユキ氏によるシャンパーニュ地方旅行記も近日掲載予定です。乞うご期待ください。

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