シャンパーニュ・ボランジェ と007の特別な関係は今までも紹介してきた。今回の25作目となる映画007シリーズ最新作 「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」でもその関係は続く。2020年10月15日より「スペシャル・キュヴェ」の007限定デザインボトルおよびパッケージ(ボックス)が販売される。ボトルネックのフォイルに「BOLLINGER 007」 のテキスト入り、ネックリボンの色が赤から黒へ、そしてボランジェ紋章が「007」ロゴ紋章に変更されている。007の世界感をしっかり反映したデザインは、ファンにはたまらないものだろう。

ダニエル・クレイグの去就、『ボヘミアン・ラプソディ』で第91回アカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックが悪役として登場、最年少で主題歌を担当するというビリー・アイリッシュの起用（ギターに元ザ・スミスのジョニー・スミスというのも洋楽マニアにはサプライズか）など、話題いっぱいの新作。残念ながら新型コロナウィルスの環境下で4月に続き10月も公開延期が決定。5年ぶり…の予定が1年遅れの2021年4月の公開予定となってしまったが、家で「007/カジノ・ロワイヤル」から始まるダニエル・クレイグ版ボンドの歩みを振り返りながら、このデザインボトルで期待を膨らませてみるのもいいだろう。

なお、ボランジェと映画007シリーズの関係については、「WINE-WHAT」誌およびWEBマガジンにて私が偏愛たっぷりに書いているのであわせてご覧いただきたい。

https://www.wine-what.jp/wine/61686/

Text: daiji iwase