シャンパーニュを楽しむWEBマガジン [シュワリスタ・ラウンジ]

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REPORT

シャンパーニュ・コント・ド・ダンピエール×
ベントレー100周年・新世代フライングスパー

当サイトにてインタビュー記事「伝統を生かす、そこに生まれる新しさ シャンパーニュ・コント・ド・ダンピエール」(http://www.shwalista.jp/topics/interview/2162/)で紹介したシャンパーニュ・コント・ド・ダンピエールが、ラグジュアリーカーを代表するブランド、「ベントレー」とコラボレーション。ベントレーが1919年に設立されて100周年を迎え、その記念として「Bentley 100th Anniversary Cuvee Limited Edition Brut(ベントレー・100 周年アニバーサリー・キュヴェ・リミテッドエディション)」 がリリースされた。このキュヴェは、ベントレーモーターズ社が行う、Pebble Beach concours(ぺブル・ビーチ・コンクール)、ニューヨークでのパレードをはじめ、 100 周年記念イベントのほとんどの場所でサーヴされる。

SHW_Report_1912_02シャンパーニュ・コント・ド・ダンピエールとベントレーの関係だが、メゾン自体が設立当初よりクラシックカーとの結びつきが強かったこともあり、メゾンオーナーとしての希望もあったと聞くが、それに加え、この100周年アニバーサリー・キュヴェをテイスティングして感じた「力強さとエレガンス」が、ベントレーの持つイメージと一致することも見逃せない。ベントレーの100周年を飾る新世代フライングスパーは、豪華リムジンの雰囲気とスポーツセダンの性能やインテリジェンスとプリミティブなドライビングの喜びであったり、パワーと敏捷性、伝統と大胆さ、最先端技術とクラフトマンシップといった相反する要素を融合させたことに価値を求めた車だ。力強さとエレガンスという一見、相反する要素が融合するという点において、ベントレーとダンピエールが同じ世界観を持っていることは、このコラボの芯となっているのだろう。

SHW_Report_1912_04特に今回のリミテッド・キュヴェは、よりクラシックさと軽やかさという相反する要素をうまく融合させていると感じる。メゾンが創業以来変わらずに所有するグラン・クリュとプルミエ・クリュから今回のブレンド用にピックアップされたピノ・ノワール 65%、シャルドネ 35%。そのスペックだけからすると多少重々しく感じるが、思いのほか軽やかで瑞々しい。英国のスーツだが、素材とデザインは軽やかで多少ステッチや裏地に遊び心がある。アクティブなロック心をもったシニアや、育ちの良い若者がお互いの立場を越えて立ち話、そんなイメージも浮かぶ。なるほどベントレーの新世代フライングスパーによく似合う。

SHW_Report_1912_03もうひとつ、ダンピエールと言えばここに触れなければいけない。フィスラージュに込めたエッセンスだ(フィスラージュについては冒頭紹介したリンク先参照)。今回の限定品では、ベントレーの創立者 W.O.Bentley が採用したエンブレム、ウイング B のオーナメントが付いた限定版のシャンパンストッパーがセットされる。紐からメタリックへと表情こそ違うものの、これもダンピエールのフィスラージュが伝統的ながらモードであるように、重厚に見えながらも軽やかさとバランスの良さがあり、これもベントレーの世界と手を取り合っている。

コラボアイテム、アニバーサリーアイテムは多種多様なものがリリースされているが、満足感、納得感があるものはやはり世界観が手を取り合っている。今回のコラボはそれを改めて感じさせてくれるものだった。

 

text: daiji iwase