Home > 連載 > センス・オブ・シャンパーニュ「川島秀明」
センス・オブ・シャンパーニュ
“美”、“洗練”そして“頽廃”をテーマとした、アートとシャンパーニュのマリアージュの世界
藤田礼子
広告代理店取締役 / エグゼクティブ・プロデューサー / アート・エヴァンジェリスト。「シャンパーニュとは、人生の爛熟とカタストロフィを象徴する飲み物」が持論の快楽主義系シュワリスタ。
Vol.7
川島秀明 Hideaki Kawashima
07.6.8 up
1969年生まれ。東京造形大学卒業後、比叡山延暦寺にて2年間に渡る仏道修行を修めたという異色の経歴を持つアーティスト。川島アートの特徴である一際大きな瞳をもつ人物の顔。その表情が、近年変化を見せている。以前の純真無垢な少女から、たおやかな大人の女へと進化しているのだ。
2006年、水戸芸術館で開かれた『LIFE』展に出品。初めての美術館という体験は、彼の意識と世界を見る目に変化をもたらすきっかけになったと思われる。自らを取り巻く環境の変化とそれに伴う社会的役割の変化、様々な内面的葛藤を超えて成長し続ける川島ワールド。世界のアートシーンからも注目を集めはじめた昨今の作品では、女性の瞳に憂いを含む日本的艶香も漂いはじめた。川島氏自身はこの変化をどう感じているのか?「変化はあくまでも結果であって、自分は目の前のことでいっぱいいっぱい。これまでを変化と捉えるのなら、おそらく今後も変わり続けていくでしょうし、それは自然なことだと思います」。万物は常に変化して少しもとどまることがない。彼の表現領域の可能性を無限に広げているのは、人間もまた諸行無常の中にあるという現実を受け入れる本人の心の柔軟さにあるのかもしれない。
SH
"scarlet"
acrylic on canvas, 2006
182 x 227 cm
© Hideaki Kawashima
photo: Moriyoshi Sugaya
courtesy Tomio Koyama Gallery, Tok
"heaven"
acrylic on canvas, 2006
259 x 259 cm
© Hideaki Kawashima
photo: Moriyoshi Sugaya
courtesy Tomio Koyama Gallery, Tok
小山登美夫ギャラリー
http://www.tomiokoyamagallery.com/

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