Home > 特集 > 「AYALAの6本 TOKYO X AYALAのHAPPYな関係」
シュワレビュー2007 vol.2 AYALAの6本 TOKYO X AYALAのHAPPYな関係
PART1 「AYALAの世界を体感」 PART2 「軽やかに始まるAYALA劇場」 PART3 「AYALA劇場第2幕」 PART4 「Special Interview」
PART3 AYALA劇場第2幕は力強さと優しさの素晴らしき表現へ
AYALA 04

V / PN: 20% CH: 80%

フランス語で『ぺルル』は真珠。その名の通り、AYALAラインアップの中でもひと際輝く存在。グラン・クリュ畑から収穫されたブドウのみを使用。ボトルの口にある「バーグ・カレ(四角い輪)」も特徴。
参考小売価格 15,750円(税込)

NON STOP プレスティージュ
ペルル・ダヤラ 1999
Perle d'Ayala 1999

シャンパーニュでは非常に珍しい、コルク栓をしてカーヴで瓶内熟成(6年間)という方法を採用。この効果は、「シャルドネはブラン・ド・ブランと同じものを使っています。おだやかに酸化がすすみ、複雑性や深み、繊細なアロマが発達。ブラン・ド・ブランが昼なら、ピノ・ノワールのボディも感じられて、こちらは夜の雰囲気でしょう。余韻があって、でもそれが残らない。一度飲んだら止まらないですよ(笑)」(社長)。

この深みを前田氏は実感。「シャルドネのおだやかな熟成感にピノ・ノワールの力強さが見事に融合しています。落ち着いた大地を思わせる…といったら大げさかな」。割田さんも「優しい甘みが大変、心地良いです。口当たりもなめらか。白いブーケと一緒に…なんだろう甘くいぶしたキャラメルのような香りも」。このコメントに前田氏も反応。「クレーム・ブリュレ! そんな香りを私も感じました」。

ピノ・ノワール好き編集部は「ピノ・ノワールが儚げでいい。初夏なら京都。繊細な和食でも、京野菜のイタリアンでも楽しそう」という印象。こちらも他のものと同じでドサージュは低め。

ピノ・ノワールの器量 さすがアイ村のメゾン
ブリュット・ミレジメ 1999
Brut Millesime 1999

「このシャンパーニュはアペリティフではなく、しっかりした食事とあわせていただきたいですね。ジビエでも大丈夫です」と社長が胸を張る99のミレジメ(ヴィンテージ)。
前田氏、割田さんともに香りと味の差に楽しそうな表情。

「香りは一番シャープ。直線的に来る。でも飲んでみると長い余韻。器が大きいというか余裕を感じますね」(前田氏)。「私も香りはタイトだと思いました。時間がたつと変わるかもしれませんが。ところがいただくと、なめらかでとても余韻が長い。確かにお肉や、そのあとにリキュールに漬けたイチゴとか食べたくなります」(割田さん)。黒ぶどう好き編集部には待ってました! の1本(笑)。「社長がおっしゃるように、ぜひ主菜にあわせたい。

妄想気味にいえば、夏を越して札幌のファインダイニングで羊やジビエ。それも煮込みではなくロティ系。あ〜お腹すいてきた」。

AYALA 05

V / PN: 80% CH: 20%

ほぼグラン・クリュのみで造られた、グラン・ヴァン。ピノ・ノワールの名産地・アイ村ならではのピノ・ノワールの力。熟成のポテンシャル5〜10年がメド。
参考小売価格 8,400円(税込)

AYALA 06

NV / PN: 30% PM:10% CH: 51%(+マルイユ・シュール・アイの赤ワイン: 9%)

3年以上の熟成を経てリリース。AYALA自慢の畑から生まれた赤ワインもブレンドし、特徴的な銅がかったチェリー色が特徴。
参考小売価格 7,350円(税込)

初夏の恋人たちに、華やかでホロ酔いなひと時を
ロゼ・マジュール
Rose Majeur

最後はちょっとテイストを変えて、ピノ・ノワールではアイ村に匹敵するポテンシャルを持つ、マルイユ・シュール・アイの赤ワインを加えたロゼ・シャンパーニュ。いよいよ妄想の進む編集部(苦笑)。まずは社長にどんなシーンにあいそうかを質問。「そうですね、デザートにもOKですから…恋人たちの語らい、なんていかがでしょう」とチャーミングなお答え。

割田さんも最後のテイスティングには妄想にお付き合いいただこう。「私は2人のファースト・シャンパーニュにおすすめしたいですね。繊細できれいで、ピュアで余韻があって丸みもある。ロゼのよさをとても感じます」。

編集部はロゼの見た目の華やかさも加えて、「初夏から秋のガーデン・ウェディングに合う。他のロゼに比べて、赤ワイン感もしっかり感じるほうだと思うので、徐々に酔いも進んで、参加者みんなが楽しくなりそう」。いずれにしてもHAPPYな場面をよりHAPPYにしてくれるシャンパーニュ。

シュワレビューを終えて…
割田コメント

全体的に繊細でピュアでとてもきれい。3本目の『ブラン・ド・ブラン』はいただいた瞬間に「おいしい」と口に出してしまいました。

前田コメント

割田さんと同感で、全体を通じてとてもやわらかーい感じですね。僕が一番気に入ったのは5本目『ブリュット・ミレジメ 1999』ですね。

NEXT PART4 「AYALAエグゼクティヴ Special Interview」

VOTE

自宅のシャンパーニュは何本ぐらいある?