シャンパーニュを楽しむWEBマガジン [シュワリスタ・ラウンジ]

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INTERVIEW

太陽と弾ける、夕陽と蕩ける。
メゾンマム、2つのロゼ。

ロゼ・シャンパーニュはさまざまな情景と場面の中でマジックをもたらしてくれるアイテムだ。春の桜と軽やかでどこかほのかな苦みを感じるロゼは、恋や出会いの予感。散り際の桜となら新しい明日への一歩、髪をバッサリ切ってみようかな、なんてセンチメンタルだけど少し気持ちが軽くなるロゼがいい。秋の紅葉、冬の祝祭、いつだってロゼがあればそこにドラマが浮かぶ。

夏、テラス、青い空と白い雲にそれを映しこんで輝く青い海。ここにあるべきはやはりロゼだ。シュワリスタ・ラウンジがこれまで紹介してきたロゼの中でも、この場面がもっともよく似合うロゼは、マムということになるだろう。以前このアイテムについて、シュワリスタ・ラウンジでは「太陽ごと味わう」という見出しでこのように紹介した。

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プロヴァンスの軽快で明るくて、思わず笑顔になってしまうようなロゼワインの趣。いちご、フランボワーズが最後まで繊細な存在感と集中力で続いていく。軽くとも軽薄ではない。マリオッティ氏のお奨めは「太陽が燦々と輝く下で、のどが渇いているときに。また夜のパーティを爽やかに」。「2杯目はもういいや、ではなく、1杯飲んだらまた1杯飲みたくなるような」というコンセプト通り。 

http://www.shwalista.jp/archive/special/110630/index.html
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SHW_Int_1808_0102ここに登場するマリオッティ氏とは、シュワリスタならもうすっかりおなじみかと思うが、マムの最高醸造責任者ディディエ・マリオッティさんだ。来日の度にインタビューやお話しする機会をいただいているが、2018年初夏に対面した時の話題は、ロゼだった。この記事のときの名称はマム ロゼだったが、昨秋「マム グラン コルドン」シリーズの展開が始まったことで、この夏は「マム グラン コルドン ロゼ」とその名を変えた。自由な発想、新しい時代のクリエーションを目指して大胆に変わったボトルだが、その本質的なもの、つまりロゼ自体の方向性は変わらない。ディディエさんは言う。
「さらに夏の昼、テラスで楽しんでもらえるシャンパーニュだと思いますよ。プールサイドもいい。活発なイメージ。楽しく飲んでいただきたい」

楽しくといっても、ただ煽るようなパーティアイテムではもちろん、ない。厳選されたピノ・ノワールの骨格やボディを軸に、華やかなムニエ、繊細なシャルドネが、明るい方向に絡み合い、最初に溌剌、少しずつ上品なフィネス、そして1杯のグラスの飲み終わりには確かな存在感。パーティといってもプールサイドやテラスのちゃんとしたフードとあわせればそこが極上のリゾートに変わりそうだ。
「シュワリスタ向きに例えると…肌が焼けた背が高くてボディラインは丸みのある、ちょっとエキゾティックな女性かな(笑)」
心得ていらっしゃる。煌めくプールサイド。溌剌とエキゾティックさとともに。

SHW_Int_1808_0103昼のロゼが「マム グラン コルドン ロゼ」なら、夕方、少し涼風がそよぎはじめ、青から紺に変わっていく時間。シャワーを浴びて、夜のリゾートスタイルに着替えたら、今度は「メゾン マム RSRV ロゼ・フジタ」(以下、ここでは親しみを込めてロゼ・フジタと表記する)の出番だ。『メゾン マム』の最高峰シャンパーニュとなるプレミアム・レンジ「メゾン マム RSRV(アール・エス・アール・ヴイ)」から、メゾンと親しい友人であった世界的な画家、レオナール・フジタへのオマージュとして生まれた新しいアイテム。希少なため、日本では現状わずかなレストランなどでの展開となる。このロゼ・フジタ、実に魅力的だ。

「さきほどのシュワリスタ向けでいえば…」とディディエさんが微笑んで語るイメージは、少し距離感をもって見つめたい、魅力的な女性。いたずらっぽい笑顔もあって魅了される、というもの。テイスティングしてみると、まさにそのイメージ。プレミアム・レンジらしくグラン・クリュと豊かなリザーブワインの組み合わせということもあり、重厚さが際立つと思っていたが、実にチャーミングで癒されるものだった。インパクトよりもじわじわと広がる感動とでもいうのだろうか。クラマンとアヴィズのシャルドネ、アイとブジー、ヴェルズネーのピノ・ノワール。そこに、アンボネイの赤ワイン。これだけ贅沢ならかなり派手な足し算になりそうだが…
「複雑さ=単純な力強さ、重さと語られることがありますが、そうではありません。ロゼ・フジタでは、力強さを前面に出すのではなく、軽やかな複雑さを楽しんでいただけると思います」(ディディエさん)

SHW_Int_1808_0104では、登場する場面は?
「このワインを楽しんでいただきたい時間は夕方から。今日の仕事を終え、友人や大切な人との時間が幕を開ける。私自身、そんなときに飲むのなら一杯で終わりたくない。ホッと一息ついて、もう一杯」
味わい深さと爽やかさの両立。「マム グラン コルドン ロゼ」が弾ける昼間の笑顔、大胆な冒険心なら、「ロゼ・フジタ」は肩の力を抜いて迎えるときめく夜、その素敵な招待状。

ここのところディディエさんは我々のインタビューには、インタビューというよりも肩の力を抜いて気さくに楽しく答えてくれる。今回のインタビューもロゼ・フジタを楽しみながらのトークだったかが、冒頭の写真でわかるとおり、実にリラックスしたものだった。

夏の昼と夜、2つのロゼを心ゆくまで。

 

メゾン マム RSRV ロゼ・フジタ
http://www.shwalista.jp/topics/news/1964/

マム グラン コルドン ロゼ
http://www.shwalista.jp/topics/news/1984/

マム グラン コルドン ロゼ プールサイドイベントの模様
http://www.shwalista.jp/topics/news/2029/

メゾン マム RSRV ロゼ・フジタの醸造の哲学や秘密についてディディエさんに編集長・岩瀬が聞いたインタビュー記事が、「WINE-WHAT!?」誌9月号(8月6日発売)に掲載されています。あわせてご一読ください。
https://www.wine-what.jp/news/41185

メゾン マム 公式サイト:
https://www.mumm.com/

メゾン マム 公式SNS:
Facebook https://www.facebook.com/champagne.mumm.jp/
Instagram @ghmumm_jpn

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